エアコンクリーニングをご依頼くださったお客様から「トラブルが起きたのでメーカーを呼んだけど良くならない」というお話を良くいただく。主に「風量が出ない」と「水漏れ」に関してが多い。ご相談内容と、メーカーの対応を以下にまとめてみた。
表1;風量について
ご相談内容 | メーカーの対応 |
エアコンの風が著しく弱い | クリーニングをしてほしいと言われた。良くならなければ買い替えを勧められた。 |
エアコンの風が冷たくならない | 冷媒ガスを補充してくれたが良くならず、買い替えを勧められた。 |
出てくる風がくさい | 掃除してほしいと言われ風口を拭き掃除したが、良くならなかった。 |
上記表のトラブルは、いずれも当社にてエアコンクリーニングをおこない直すことができた。主にフィルターの油による目詰まりと、熱交換器の汚れを落としてあげれば、解決することができる。
直すことができるか、微妙なトラブルは「水漏れ」だ。風口からポタポタ垂れるパターン、ファンの回転で飛んでくるパターン等、現象と原因がいろいろあり、クリーニングで確実に直せるか難しい。以下にまとめてみる。
表2;水漏れについて
原因 | 対応方法 |
ドレンパンやドレンホースに、汚れや虫の死骸がつまっている | エアコンクリーニングで解決できることが多い |
配管カバー内で、ドレンホースが電気ケーブルに押しつぶされている | 設置から1年後の夏に多い。つぶされている箇所のゴミをクリーニングで取れればよいが、根本解決のため設置業者にて再設置が無難。 |
機械の構造的な問題 | 2012年~2015年製のパナソニックのエアコンでの水漏れは業界内では有名 |
室内機からポタポタと水が垂れていたエアコンのドレンホースを清掃した際、虫が出てくることが多々ある。ドレンホースを上り死んでしまうことで、つまりの原因となる。以下の写真はコガネムシ。出てきた瞬間、10秒ほど心肺停止してしまった。ヒーー!
虫を防止するカバーをつけることで虫の侵入を防ぐことはできるが、ホコリや水垢が詰まってしまう原因になるため、あまりお勧めしない。自宅周辺に林などがあり、あまりにも虫がひどい場合にはつけた方が良いと思うが、定期的に清掃が必要。
上記の通り、機械的な問題でなければ直せる場合も多々ありますので、エアコンに違和感を感じたらまずはご相談くださいね!